みなさま、こんにちは!
BunaP
今回は『デグーの尻尾』事情についてまとめていきます
画像:しめじ♂君の立派な尻尾
デグーの尻尾は切れるの?
デグーはシマリス等と同様に尻尾を掴んだり、引っ張ったり、踏んだりすると
簡単にしっぱが切れて(抜けて)しまう動物です
外敵に襲われた際に少しでも逃げやすくするため、切れやすい構造になっているようです
ただし、トカゲのしっぽとは違い『自切』では無いため
失ってしまった尻尾は再生されません
尻尾を失ったデグーはそれまでとはあまり変わりなく元気に動き回る子もいるようですが
行動をある程度制限してしまう可能性があります
デグーの尻尾はバランスを取るだけでなく足場に尻尾を引っかけ、
自分の体重を支えている場面も多く見られます
(デグー手のひらに乗せると尻尾を器用に引っかけてどこかへ移動しようとしますよね・・・?私だけ?)
そして、尻尾が切れてしまった部分は筋肉や骨が剝き出しの状態になってしまい
出血してしまいます
また、患部が剥き出しになっている状態の為感染症のリスクがとても高く危険な状態ですので
早めの病院をお勧めいたします
病院の治療パターンにおきましては
軽度の場合:抗生物質を投与、自然治癒 患部の瘡蓋が形成され完治
重度の場合:自傷(自分で齧る)、感染症の為膿んでしまった場合、断尾の手術が必要
などが挙げられるようです
デグーの尻尾を守るにはどうしたらいいですか?
まずはデグーの尻尾が切れてしまう原因を探っていきましょう
よくある尾切れの原因に
①ケージや種類に尻尾を引っかけてしまい切れる
②放し飼い(部屋んぽ)している時に尻尾を踏みつけてしまう
などのケースが多いようです
それぞれのリスクを回避するためにもKY(危険予知)を実施し
尻尾が切れる前に対策を行いましょう
それぞれの危険個所・対策方法を見ていきましょう
①の場合ケージの構造や回し車の種類、アクセサリの種類でリスクを回避することができます
ケージの扉付近のバネ
バネ自体に尻尾が絡んでしまったり、扉の閉まる勢いが凄く尻尾を挟んでしまう可能性があります
バネを外す等の対策で上記のリスクを回避することが出来ますが
脱走のリスクが高まりますので(鳥用では簡単に脱走します!)
デグー用のケージをお勧めいたします
金属製の回し車
Twitter等のタイムラインで度々出てくる尾切マシーンとの異名を持つ悪名高い回し車があります
デザインと静穏性が素晴らしく商品としてはとても価値があるのですが
構造としてホイールの軸と外周をつなげている金属部分に尾が挟まってしまう事が多発してます
私はデザインよりもデグーちゃんの尻尾の方を第一にしておりますので
子供向けのデザインになってしまいますが、
『SANKO サイレントホイール』シリーズを使用しております
新型の『サイレントホイールフラット』は更に静穏性も向上し、掃除もしやすくお勧めです
重量物のアクセサリ
我が家でも使用していた『テラコッタトンネル』と呼ばれるような焼き物トンネルです
重みがありしっかりしているので横に置いたり縦にして置いたりしてみたのですが
デグーも大人になると結構な力があるのでひっくり返したり持ち上げたりしている場面を
目撃いたしました
幸い、尻尾を挟んでしまうようなことは起きませんでしたが100%安全とは言い切れないので
撤去いたしました
そんなデリケートなデグーの尻尾はモフモフしている子もいれば
ワックスで固めたような固い尻尾の子もいるのでよく観察してあげてみてください
そんな可愛い尻尾を失わない為にも
飼い主ができる
『デグーの尻尾を守る活動』
をしてあげてください
それではみなさま、良いデグーライフを!