知っておきたいデグーの病気とケガ~外傷(ケガ)編~

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みなさま、こんにちは!

デグーの下僕

どうも、デグーの下僕です

この度は『知っておきたいデグーの病気とケガ~外傷(ケガ)編~』と題してやっていきたいと思います!

デグーさんの体調悪そうだな…今日は全然回し車回さないなぁ…

もしかして、病気やケガをしてる?と不安になるときありますよね?

素人目で勝手に判断することは危険ですが、普段と違い違和感を感じとるためには、

デグーに起きやすい『病気とケガ』を把握しておくことでスムーズに行動を起こせると思います

それでは、外傷(ケガ)の種類を確認していきましょう!

外傷(ケガ)

しっぽのケガ(尾切れ、尾抜け)

<しっぽのケガ(尾切れ、尾抜け)とは?>

・尾抜け
デグーの尻尾には骨と皮膚を繋ぐ皮下組織が殆どありません。そのため尻尾を強く掴むと、ズルズルと骨から皮膚が抜けてしまうことあります

天敵から捕まりそうになった時に、尻尾を咥えられたり、掴まれても逃げられるようになっているので、野生下ではデグーの命を救うこともあります

しかし飼育下では思わぬケガをさせてしまうことになります

尾抜けしてしまうと、皮下組織を保護するべき皮膚がないので、細菌感染しやすくなります

時間が経つと患部が壊死して、自然と切れてしまうこともありますが、デグーが気にして自分で嚙み切ってしまうことがあります

・尾切れ
デグーの尻尾を強く掴むと、簡単に切れてしまいます

先端だけが切れることもあれば、根元近くで切れることもあります

回し車の支柱部に尻尾をひっかけて切れることもあります

切れやすい理由は、尾抜け同様に骨と皮膚を繋ぐ皮下組織が殆ど無いためです

切れた尻尾がその後再生することはありません

また切れた時に出血があまりないため血が止まると傷は治りますが、デグーが患部を齧ってしまうこともあります

<症状>

・尾抜け
骨と皮下組織が剥き出しになります

わずかに出血が見られることがあります

時間が経つと壊死して黒くなります

・尾切れ
尻尾が切れ、皮下組織や骨が見えます、わずかに出血があります

<治療>

・尾抜け
感染症を防ぐために抗生物質を投与します

後々デグーが齧ってしまうことが多いので、そうなる前に切除することもあります

・尾切れ
切れた場所が塞がり、自然治癒することもありますが、患部を気にして齧ってしまうこともあります

感染の心配があるときは、抗生物質を投与します

尻尾はバランスをとるためにも使われます

尻尾が短くなっても時間が経てば慣れていきますが、細い止まり木の上を歩くようなケージレイアウトでは危ないこともあるので注意してください

<予防>

デグーを扱うときに尻尾をつかまないでください

普通に接しているときには注意していてもデグーが逃げようとしたときなどに、とっさに掴んでしまうこともあります

部屋で遊ばせているときには、常にデグーがどこにいるのかの確かめるようにしてください

足で踏むほか、床に手をつくときに尻尾の上に手を置いてしまうこともあるので気を付けましょう

噛み傷、引っかき傷

<噛み傷、引っかき傷とは?>

デグーは本来、攻撃的ではなく穏やかな性格ですが、同居デグーと相性が良くない時や何か気に入らないことがあった時などに嚙みつくことがあります

鋭い切歯をもつデグーに本気で噛みつかれると致命的な大けがをします

傷口から細菌感染すれば、膿が溜まって腫れたりします

表面的には小さな傷でも、深くまで達していて、筋肉や神経を傷つけていることもあります

デグーは爪も鋭いのでケンカの際にひっかけば皮膚や目も傷をつけます

<症状>

傷や出血があります。皮膚が赤くなったり、腫れていたりして触ると痛がることがあります。

目を引っ掻かれていると傷、濁り、涙、目ヤニを引き起こします

ペットショップで複数のデグーが一緒に飼われているとしっぽや耳がかじられていることがあります

<治療>

患部を消毒し、感染を防ぐために抗生物質を投与するなどの治療をします

傷口から細菌感染しないよう、衛生的な環境にしておくことが必要です

仲が良くても、ケガをするようなケンカになったら、いったん別々に分けてください

<予防>

相性の悪いデグー同士を同居させないようにします

特に大人になってからオス同士を一緒にすると、順位づけのためにひどいケンカをします

相性が悪くなくてもケージ掃除のあとにケンカが起こりやすいともいわれています

多頭飼育をしているときは、デグー同士の愛称を常に確認するようにしましょう

骨折

<骨折とは?>

デグーが骨折する理由にはケージ内や室内の高い場所からの落下、デグーを手や肩に乗せたまま立ち上がり、歩いているときに落とす、部屋で遊ばせているときに踏むなどがあります

ケージや回し車の網に爪や指、手足をひっかけ、暴れてもがくうちに骨折することもあります

状況によっては骨折だけでなく内臓も損傷していることがありますし、脊髄を損傷していると、四肢が麻痺したり排尿困難になる可能性があります

様子がおかしいと思ったらできるだけ早く、動き回らないよう小さなケージに入れて動物病院に連れていきましょう

デグーは痛みに強いとも言われているので、落下事故などケガをした可能性の高いトラブルのあとで兵器な様子をしていても、念のため診てもらうと安心です

<症状>

骨折した場所によりますが、手足を浮かせて歩いたり、ひきずったりします

痛みがあるためじっとしています

ぐったりしていることもあります

<治療>

骨折した部位をピンで固定する手術などを行います

骨折の状態が軽ければ、特に何もせず、狭いケージなどで運動を制限して自然治療を持つ場合もあります、バンテージなどで固定することもあります

状態が悪ければ、断脚という選択肢もあります

<予防>

ケージ内のレイアウトを安全なものにしましょう

室内で遊ばせているときには常にデグーがどこにいるか確認してください

足元、ドアの開閉時、ラグマットやクッションの下に注意しましょう

 


 

みなさまデグーの外傷について学ぶことが出来たでしょうか?

人間の前では痛みを隠そうとする子が多いことも事実ですので

気づきにくい部分もありますが、ちょっとした確認で助かる命もありますので、

デグーちゃんたちの動きに違和感が無いか気にしてみてあげてください!

 

みなさまもデグーと一緒に健康的な生活を送りましょう!

 

それではみなさま、良いデグーライフを!

参考文献 『デグー完全飼育』 著:大野瑞絵 出版:誠文堂新光社