みなさま、こんにちは!
BunaP(ぶなぴー)
この度は『シニアデグーのお世話』と題してやっていきたいと思います!
命あるもの全て、老いが連なるものでデグーも例外はなく歳を取っていきます
若いころは無かった老いによる病気や注意点など、様々な介護が必要なケースが増えていきます
野生化では3歳位で寿命を迎えるデグーですが、飼育下では6歳、7歳で寿命を迎えることが多いようです
中には10歳を越えるデグーもいるようです
長生きだから健康寿命が長いというわけではないので、一緒にシニアデグーの介護、お世話の方法を確認していきましょう!
シニアデグー(高齢デグー)
デグーは何歳から高齢ですか?
個体差やそれまでの飼い方にもよりますが、デグーは5歳くらいを過ぎると老化が始まると考えてよいでしょう。
高齢になってもとても元気な人もいるように、デグーも『高齢になったらすぐに老いて弱ってしまう』というわけではありません。
健康で活発なのに、それを抑えるような暮らしをさせる必要はありません。
ただし、徐々に身体機能が衰えていくことは事実であり、残念ながら老い抑えることはできません
日々の様子や健康状態をよく観察しながら、それぞれのデグーに応じたシニアライフを過ごせるようにしてあげましょう。
そしてできるだけ穏やかにデグーが長生きできるようにサポートしていきましょう!
Bunap
老いによる身体の変化
一般に老化によっておこる身体の変化には以下のようなものがあります。
- 嗅覚、聴覚、視覚などの五感が衰える
- 免疫力が低下し、病気になりやすくなる
- 歯が弱り、硬い牧草を嫌がるようになる
- 体温調整が出来ず、熱中症や低体温症になりやすい
- 運動量が減り、太りやすくなる
- 筋力量が減り痩せやすくなる
- 運動能力が低下し、活発ではなくなる
- 毛並みが悪くなり、薄毛になる
- 消化器の機能が衰え、食が細くなる
環境の急変を避ける
高齢になると気温の急変に耐えられなくなってくので、温度管理にはより注意が必要です。
快適な環境を作りましょう。
ケージ内に温かい場所と涼しい場所を作り、好きな場所がいられるようにしていても、動くのが億劫になって移動しなくなることもあるので注意しましょう。
ケージ内の安全対策
ケージ内のレイアウトに間んしてはデグーの運動能力の衰えを頭に入れつつ、できることとできないことを飼い主が見極めることが必要になります。
若いうちからロフトやステージからの落下事故を防ぐようなレイアウトにしておくべきですが、老化が見られたなら更なる注意が必要です。
とはいえ、運動の機会を奪うようなバリアフリー化を早期に行いすぎると運動不足になってしまいます。
安全なことを前提として、心疾患などの問題が無いなら、なるべく体を動かし、筋肉の衰えを防ぐことはとても大切です。
日々の様子をよく観察し、危険な個所が無いがチェックをして改善していきましょう。
ですが、高齢になってからガラッとレイアウトを変更してしまうと老化により視力が低下したデグーにとって空間認識が出来づらい可能性があるので、少しずつ変えていくのがデグーにとってストレスになりにくいと言われています。
食事の見直しについて
食事内容を変更するかどうかの決まりはなく、どうしても個体差によってバラツキがあります。
前と変わらない食事を食べていて健康であるなら、無理に変える必要はありません。
同じものを食べていても太っているなら、ペレットの量を減らし、牧草を増やすなどの対応をしますし、痩せてきたなら、必要に応じてペレットの量を増やしたり、高たんぱくなペレット、アルファルファを与えるなどの対策も必要になってきます。
また、歯が悪くなってきたり、病気などによって食べづらい状況下でしたら、柔らかい牧草を与えたり、ペレットをふやかして与えたり、強制給餌を行ったりする必要があります。
食欲が低下しがちになるので、高異物を与える頻度を少し増やしてもよいかもしれません。
食べることに前向きになってもらうことは大切であり、食べ物に興味がなくなり一気に衰弱してしまいます。
飲み水をきちんと飲めているか、飲みやすい位置に給水ボトルがついているかも確認しましょう。
なお、ペレットや牧草を新しいものに変えるなど食事の内容の変化も大きなストレスになってしまいますので、徐々に変更するようにしましょう。
大切な健康管理
毎日の健康チェックは若い時と同じように大切です。
老化が進むとストレス、寒暖差など以前は平気だったことが体調を崩す原因にもなり得ます。
高齢になってから病気になると、体力の問題から治療を断念するケースもありますが、治る病気もありますし、治療方法を変更することで対応することもできる場合もあります。
暮らしの質を高めて、デグーの健康寿命を延ばすとともにかかりつけの病院の先生に相談できる状態にしておくことが望ましいです。
多頭飼育で残されたとき
高齢期に限りませんが、多頭飼育をしていて1匹が先に死んでしまい、1匹だけが残されるケースがあります。
デグーは一緒に暮らす仲間ととても仲が良いことが多く、取り残されたデグーが受けるストレスはかなりのものとなってしまうケースがあります。
亡くなったデグーを思うだけでなく、残されたデグーの心のケアも怠らないようにしてあげてください。
まとめ
シニアデグーのお世話ポイント
- 老化が始まるのは5歳くらいから
- 老い方には個体差がある
- 老化による身体の変化を知ろう
- 気温の急変を避けましょう
- ケージレイアウトの急変を避けよう
- 安全対策はとても大切、ただし適度な運動も大切
- 状況に応じた食事内容の見直し
- 食事内容の急変を避ける
- 水が飲めているか給水ボトルの位置を確認
- 日々の健康チェック
- 多頭飼いから独居になったデグーの心のケアも忘れずに
出来ることなら永遠にデグーさん達と一緒に暮らしたいですが、
悲しいですが命あるものに例外なく限りがあります…
みなさまのデグーさんにも幸せだったと思ってもらえるような人生(デグ生)をおくるためにも
大切にケアをしてあげてください
それではみなさま、良いデグーライフを!